休診日：木曜・日曜・祝日
むし歯や歯周病などの予防には、
「問診」が何よりも重要です。
当院では患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。
治療を始める前に、まずはしっかりと患者さんのお話をうかがい、拡大鏡やマイクロスコープを用いて、より精度の高い視診を心がけています。
あわせてCTによるお口全体の診査・診断も行い、「歯を削る・詰める」といった処置が必要となる前段階からアプローチいたします。
必要に応じてレントゲンなどを用い、むし歯の大きさや進行性も確認して、予防と治療計画につなげてまいります。
歯周病になると、歯と歯ぐきの間に歯垢(プラーク)がたまって炎症を起こし、歯ぐきの腫れや出血が起きます。進行すると、最終的には歯を支える骨が溶けて歯が抜けてしまいます。
歯周病は生活習慣病の一種で、初めのうちは自覚症状がほぼありません。そのため、気づいた時にはかなり悪化していることもめずらしくないのです。
歯周病は全身の健康とも関わりがあり、糖尿病・肺炎・心臓病・早産・低体重児出産などを引き起こしたり、症状を悪化させたりすることがわかっています。
歯周病は慢性疾患です。悪化しないようにコントロールすることはできますが、完全な治癒は難しいとされています。
そのため、歯周病にならないように徹底的に予防する必要があります。
当院では歯周病を防ぐために、歯周ポケットの深さをチェックし、唾液検査によってお口の中の細菌の量を調べることで、歯周病リスクを評価します。
その後、検査結果をもとに適切なプラークコントロールを行い、細菌がたくさん潜む歯垢(プラーク)を減らしてまいります。
[PMTC]
[歯磨き]
みしまデンタルクリニックでは、むし歯や歯周病を予防して健康な歯を保つために、定期的にむし歯や歯周病のリスクを確認するとともに、それに合ったメンテナンスをおすすめしています。
唾液検査など科学的根拠に基いてむし歯や歯周病のリスクを判定し、「むし歯や歯周病を防ぐためにできること」を考えます。その上で、患者さんお一人お一人に適したメンテナンスと、ご自宅でのケアについてご提案いたします。
歯科医院は歯を治しに行くところだと思ってはいませんか？
そもそもむし歯や歯周病にならなければ、治療をする必要はありません。治療によって歯を削ったり抜いたりせずに済むためには、むし歯や歯周病を防いで歯を守ることが何よりも大切です。
日本ではこうした予防意識が少しずつ広がってきましたが、歯科先進国である欧米と比べると、まだまだ浸透していないと言えます。
予防の先進国・スウェーデンと日本との｢70歳の残存歯数｣を比較してみましょう。
スウェーデンは世界で最も歯科疾患が少ない国といわれています。そのため、シニア世代になっても若い頃と歯の本数がほとんど変わらない人が数多く見られます。
スウェーデンでは歯科医療の方針として、｢予防｣が重視されており、子どもの頃から定期検診を受けるなど、お口の健康づくりが習慣づいているためです。
しっかりと噛んで毎日の食事をおいしく味わい、健康に毎日を送るためには、平均20本の歯が必要だといわれています。
予防を心がけてむし歯や歯周病から歯を守ることで、年を重ねてからも元気に毎日を送りやすくなるのです。
下のグラフを見ればわかる通り、シニア世代で残存歯数が多い人は医療費が少ないという調査結果があります。
歯周病は糖尿病などの生活習慣病に関わりがあります。また、健康な歯でしっかりと噛めると、肥満の予防や解消につながり、消化器官への負担も抑えられます。つまり、自分の歯が多く残っていればいるほど、全身の健康維持につながるのです。
